新潟県糸魚川産・新潟県認証特別栽培米新之助
地形と環境のバランスもよく米作りに適した地域
猪股農園さんがお米作りをしている新潟県糸魚川市早川谷は、南には活火山として知られる焼山、北には日本海を望むことができるエリアです。
種もみを開始する3月下旬ごろは、まだ、山々は白く、冷たい風がふいています。雪解けの冷たい水で"籾タネ"は"芽"ざめ、山奥の残雪は、夏にまでかけてじっくり溶け出したミネラル豊富で綺麗な冷たい水が田んぼへ流れ、苗は一斉に青々となり、すくすく育ちます。
段々になった地形での稲作は、風通しもよく、吹き抜ける夏の清涼な海風に揺られ、適度な温度調整もしてくれ、ホタルに照らされた後に「穂」がつきはじめ、せみの大合唱でさらに成長し、すずむしやコウロギ達が賑う頃にはすっかり黄金色の実をつけた立派な稲となります。赤とんぼが宙いちめんに覆い秋の始まるころ収穫します。その頃には 笑うと歯の白さが引き立つ、健康的な茶褐色でいい顔(稲)に仕上がってます。
この早川谷は、おいしいお米作りに適しているエリアであり、地形と環境のバランスもよくとても恵まれた地域です。この地に感謝し、この地を守り、おいしいお米を作り続けていくことが猪股農園の役目です。
格付「S」ランクを取得している新之助
猪股農園では、毎年、収穫後の新之助(玄米)を、おいしさを総合判定できる「食味分析検査」を行っています。検査項目は、水分・タンパク・アミロース・脂肪酸度の分析、外観品質の2つの検査をしており、毎年、格付「S」ランクの評価のお米です。
検査したお米は、猪股農園の米作りの評価であり、お客様においしくいただいてもらえる指標として、自信をもってお届けしています。
また、注文後をいただいてから精米してからの発送になりますので少しお時間をいただきますが、おいしいお米を産地直送にてお届けします。
新潟県認証特別栽培米「新之助」
新潟県認証特別栽培米(新潟県特別栽培農産物認証制度)とは、農薬・化学肥料を5割以下に減らして栽培された農産物です。
認証されるには、栽培管理記録をつけ、調査委員が実際に、猪股農園さんの田んぼを現地調査し、新潟県が認証します。認証されると県のシンボルマークが入った認証マークが貼付けられ猪股農園さんのお米にはすべて記載がされています。新潟県特別栽培農産物認証制度のHPでは、カテゴリ、認証番号で検索すると、猪股農園(猪股公一)さんの使用した農薬名など、詳しい栽培履歴を確認することができます。興味のある方は調べてみてください。
農薬や化学肥料を減らして栽培する特別栽培米は、一般に行われている栽培方法と違いより丁寧な管理が必要になってきます。県内でも地域別・品種別に基準が定められており、栽培環境も厳しく審査されています。
猪股農園さんは、自分の家族により安全でおいしいお米を食べさせたい。その想いで米作りをしています。家族が食べるお米だから安心・安全へのこだわりが強く、米作りも子育てと一緒で辛抱強くと話しています。通常の栽培に比べて多くの手間と時間をかけ、愛情をかけることが作る低農薬米は、猪股農園さんの目指す米づくりであります。
新潟県新品種米「新之助(しんのすけ)」
TVCMやメディアに取上げられ、認知度が上がってきた新潟県の新品種米「新之助」は、2017年より販売が開始された新しい品種のお米です。
新之助は、食味官能試験の結果、外観・香り・味・粘り・硬さ、そして総合評価のいずれにおいてもコシヒカリと同レベルの高い評価が得られています。
「新之助」はコシヒカリとは違う大粒できれいなツヤ・ほんのりとした香り・豊潤なコクと甘み・粘り強さと弾力が特徴で、味覚センサーにより数値化した結果、米のおいしさに関連する項目すべてにおいて平均値よりも高いことがわかっています。
「新之助」は炊き上がりから時間が経過し冷めても、他品種に比べて表層や粒全体が硬くなりにくくおいしさを保ちます。
生産者紹介

猪股 公一さん
新潟県糸魚川市早川郷エリアでお米、野菜を生産している猪又農園の猪股公一さん。以前は、会社員であり出張も多く、色々なエリアに飛び回っていたが、早期退職をし、先祖代々、長年守り続けてきた田畑を受け継ぎ、お米や、糸魚川の特産品である、メロンやスイカ、越の丸ナスなどの野菜を栽培しています。また、酒米(越淡麗、五百万石、たかね錦)の生産にも取り組み、農作業のない冬季期間は、蔵人として、地元酒造店に手伝いにいき、自ら育てた酒米を使用した、酒造りの手伝いをしています。数々の受賞歴もあり、新潟県指導農業士として、次世代の農家育成にも力を入れており「農業・地域を守りたい」という思いがとても強い糸魚川の専業農家です。

新潟県糸魚川産・新潟県認証特別栽培米新之助
作業はひとつひとつ丁寧に「うまい米をつくる」のがこだわり
猪股農園さんの新潟県認証特別栽培米「新之助」は、食味「Sランク」のお米です。当たり前の作業を当たり前に行うこと。大切に先人から引き継いだ昔ながらの稲作に加え現代における環境の変化に対応して、基本となる土作りからはじまり、苗の芽だしから稲穂になるまで、すぐ目の前にある、田んぼへ毎日、なんどもなんども田んぼへ足を運び、成長には絶えず気を配っています。これが日課であり、欠かせない。作業は、会社員時代に培ったことである、ひとつひとつ丁寧に慎重に行い「うまい米をつくる」ことだけにこだわって、丹精に心を込めてお米作りをする、それが、糸魚川市早川谷で作る猪股農園の米作りです。